神戸・児相の当直職員が深夜に女児追い返す!対応した職員の名前は?

神戸市の児童相談所「神戸市こども家庭センター」に、親から家を出されたと訴えてやって来た小学6年女児を追い返したニュースがありました。

女児を追い返した神戸児相の当直職員への批判が殺到しています。

当直職員は、児童相談所が委託したNPO法人「社会還元センターグループわ」の職員だと報じられています。

女児を追い返した職員の名前は判明しているのか?

そもそもなぜ児相になぜ当直職員がいるのか?

追い返していいマニュアルになっているのか?

調べてみました。

 

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当直職員の名前は?

担当したのはNPO法人 「社会還元センターグループわ」 の男性職員とニュースでは報じられています。

グループわ は神戸市シルバーカレッジで、 3年間学んだ仲間が建学の精神である「再び学んで、他のために」をモットーに 、会員一人ひとりの知識や経験を生かし、広く社会に貢献するボランティアグループの集合組織です。

グループわ 自己紹介

神戸市シルバーカレッジの入学は57歳以上となっています。

グループわ の自己紹介でもわかるように、3年間シルバーカレッジで学んだと考えると60代以上のシルバー人材の団体です。

なので、男性職員も60代以上の方だと推測できます。しかし、名前までは判明していません。

 

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なぜ児相(児童相談所)に当直職員がいるのか?

虐待がおこなわれるのは昼夜問いません。即対応ができるような体制を整えるためにも当直職員が配置されていると思われます。

特に児童虐待は家族が集まる夜間や休日に発生することが多く、それにともなって虐待通報も夜間や休日に多くなる傾向があるそうです。

なので神戸・児相でもそれに対応するために、単なるお留守番的な当直ではないはずです。

児童相談所の対応マニュアルはどうなっている?

厚生労働省の指針に相談・通告への対応が記されています。

子ども虐待対応の手引き

第3章 通告・相談への対応
3.子どもが自ら保護を求めてきた場合、どう対応すべきか
子どもが自ら保護を求める状況とは、激しい身体的虐待を継続的に受けていたり、性的虐待を受けているなど、子どもがせっぱつまった状態で、救助を求めている危機状況にあると受け止め、事実の確認を早急に行って対応する必要がある
(中略) 児童相談所や市町村が必ず守ってあげることを伝えた上で、子どもの訴えをまず聴くことに徹し、その話を支持して安心感を与え、緊張状態を緩和することが大切である。子どもの年齢に合わせた対応の仕方と表情や態度の観察を通して、緊急保護対応の判断のための情報収集を行わなければならない。

厚生労働省:子ども虐待対応の手引き

厚生労働省の指針からも分かるように、どんな状態であっても訴えがあれば一旦受け入れて保護をすることは確かです。

神戸・児相のマニュアルにも夜間や休日に来庁者や通報があった場合、当番の職員はセンターの係長に報告して対応することになっていました。

児童相談所職員ではなくても、児童相談所での当直業務をしていたのであれば、保護義務があったはずです。

しっかりとしたマニュアルがあったのに、マニュアル徹底がされていなかったために引き起こした事態だったのですね。

神戸児相・女児追い返しへのネットの反応

神戸・児相の女児追い返しに関してのネットでの反応です。

今回は幸いにも、女児は無事警察に保護されて大事には至りませんでした。

どんなにしっかりとしたマニュアルでも、それを使うのは人間です。人の命がかかっているとても大切なこと。

マニュアルを機能させるマニュアルも必要ってことでしょうか?皮肉なものです。

まとめ

虐待で大変な目にあっている子どもたちにもこのニュースが耳に入っていると思います。

子どもたちには難しい経緯内容は分からなくても、
「児童相談所は助けてくれなかった」
という内容は理解できるでしょう。

報道のされ方で、「誰も助けてくれない」という印象だけが強く子どもに残ってしまう可能性もあります。

児童相談所をはじめ、子どものケアに真剣に取り組んでいる団体がしっかりと
「困っているあなたをちゃんと助けてあげられる!」
と大切なメッセージを届けられるようになるといいですね。

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