女優の柴咲コウさんがNHK朝ドラ『エール』で、オペラ歌手の役で出演しています。
初登場した場面でオペラのアリアを披露。
その歌声がすばらしいと評判です。
それもどうやら口パクではないらしいのですが、映像を見た人でも本当に柴咲コウが歌っているの?と疑問の声もあります。
本当に歌っているのにも関わらず、歌声が違うと感じるのはなぜでしょうか?
柴咲コウのオペラ歌唱は口パクじゃない?
#朝ドラエール#柴咲コウ
— LCF (@LCF_2018) April 7, 2020
圧倒的な歌唱力。 pic.twitter.com/SeNaw5zeuU
柴咲コウさんは、NHK朝ドラ『エール』でオペラ歌手を演じる事が決まってから、オペラの声楽レッスンを始めたようです。
撮影本番で、柴咲さん自身が歌っていることがわかるインタビュー記事があります。
練習でカメラが回っていないと、どう撮られているかを気にしないで純粋に『あんなに声が出た』のに、いざ本番になると、20年以上やってきたお芝居のスイッチが入って邪魔してしまうのか、声が出にくくなって。本当に壁にぶち当たっています。繊細な部分が声に影響してしまうんだと感じています
スポニチ 2020年2月3日
短期間のレッスンでこれだけの歌を披露するとはすばらしいです。
今回の朝ドラ『エール』では、歌を披露するキャストはしっかりレッスンを受けて、本人が歌っているそうです。
柴咲コウさんはヒット曲も多くありますし、以前から歌唱力には定評がありました。
一般の人へのアンケートなどでも歌唱力の高い女優ランキングでも上位に位置しています。
歌唱力の高い女優ランキング
1位 松たか子
2位 柴咲コウ
3位 高畑充希
goo 歌唱力が高い女優ランキング
柴咲コウさんは歌手としても活躍していてヒット曲も多くあります。
ミリオンヒットした曲「月のしずく」は2003年の映画主題歌で、今から17年前です。
もしかしたら10代の人達にはあまり歌手の印象が薄いかもしれません。
柴咲コウのオペラ歌唱、歌声が違うと感じるのはなぜ?
今までの柴咲コウさんの歌声と今回の歌声は違います。
柴咲さんの朝ドラ『エール』でのオペラ歌唱に違和感を感じる人も多いかもしれません。
歌声が変わった理由は、オペラとポップスとの歌唱法の違いです。
オペラの歌唱法は、マイク無しでホールに響くように歌う方法です。
声量も必要ですが、声を遠くまで響かせるということも要求される歌い方です。
直接マイクで拾うというものではないので、地声とは違うものです。
オペラでは声量を保ちながら、声を美しく保って表現することが求められます。
なので、普段話しているときの声とも違う響きになるようです。
会話するときのものと違う声で歌えるようになるには相当な練習が必要です。
オペラの歌唱法はポップスなどと違って、体全体で発声するものなので、身体に負担が少なく長時間歌えるそうです。
柴咲コウさんは歌い方の違いについてもインタビューで答えています。
本当に多様な歌い方があるので、いろいろな人を参考にしています。自分が培ってきた歌い方は独学な部分もあるので、声楽の基礎を一から学んでいるところ。これからの自分の歌手活動にとっては支えになると思うんですが、私が持っているものを活用しても簡単に世界的なオペラ歌手にはなれません。まだまだレッスンを積み重ねていかないといけないと思います
スポニチ 2020年2月3日
柴咲コウのオペラ歌唱についてのネットの声
柴咲コウさんのオペラ歌唱についてネットでの反応は、絶賛する声が多いです。
しかし、オペラ好きの人達からは
「声楽をやっている高校生レベル」
「声楽を学んだ元宝塚女優でもよかったのでは?」
「今までの柴咲氏のアーティストとしての声とは比べ物にならぬ声量になった!」
「クラシックの声楽としたら音大生の方が上手だけど、この方の存在感ときれいな声には驚かされた」
色んな意見がありますが、あれほどの美しさで、オペラ歌手の役を自らの声で演じることができるのは、そう多くはいないはず。
これからの柴咲コウさんが演じる双浦環も楽しみに、朝ドラ『エール』を観ていきたいです。